ワラビー

小型のカンガルーの総称である「ワラビー」

女性なら「ワラビーブーツ」を一足くらいは持っていたことがあるのではないかと思います。
ワラビーブーツは「モカシン縫い」と言われる側面と底部の革を「U」の形に縫って作っているところに特長がある靴ですが、これを作ったのは英国のクラークス社という企業です。

なぜこのタイプの靴に「ワラビー」という名称をつけたかというと丸みのある形が有袋動物の姿に似ているかららしく、現在も世界的に販売されている人気商品です。

本物のワラビーはカンガルーよりも一回り小さな体をしている動物のことです。
生物学的にはフクロネズミ目(有袋類)カンガルー科に属しており、カンガルーと比べて小さめの体つきと短い尻尾が特長となっています。

厳密に言うと「ワラビー」という学術名の動物がいるわけではなく、カンガルーよりも一回り小さい約30種類におよぶ動物のことを全て「ワラビー」と総称しているのです。

体が小さいということを除けば基本的な生態はカンガルーと同じで、発達した後肢を使って飛び跳ねるように移動をし、子供が生まれたときにはお腹についている袋の中に入れて育てます。

ちなみにオーストラリアの国獣はカンガルーとエミューですが、オーストラリアのナショナルラグビーチームの愛称は「ワラビーズ」です。

飼育可能であるものの一般家庭では難しいでしょう

ワラビーという動物は沢山の種類がいますが、そのいずれも今のところ絶滅危惧種としての指定を受けていません。
そのためオーストラリアから日本に飼育目的で輸入することへの制限は少なく、許可が下りれば簡単に持ち込むことができます。

ワラビーは体重25kg以下の小さな生物ですが、飛び跳ねて移動をするという特性から一般家庭で飼育をするというのはかなり難しいと言えます。

ペット用として販売されているところも時々見かけられますが、一部屋全てをワラビー用に用意するくらいの覚悟がないと十分な飼育環境を与えることはできないでしょう。

ワラビーは基本的に草食動物であることから主な餌は葉物野菜の小松菜などが中心となり、他にリンゴやミカンなどの果実を合わせて与えます。

専用のペレットやキューブタイプの餌もあるので、それらを組み合わせていくことで栄養バランスの取れた食事にできます。
動物園や牧場施設では他に牧草や木の皮を与えることもあります。

運動量や体の大きさだけでなくワラビーが一般家庭での飼育に向かない理由として、臆病で神経質な性格をしているということがあります。

好奇心旺盛で珍しいものには自分から近づいていくのですが、そこで大きな音を出されたり、痛みやショックを受けてしまうと一気に警戒感を高めてしまいそれ以降近づこうとしなくなります。

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