トキソプラズマ症

世界中で多く発生している感染症

病気でだるいトキソプラズマ症は、ペットから感染する病気としてとても有名なもので、世界中で感染が確認されています。
その感染範囲は非常に広く、世界人口の実に3分の1ほどが、トキソプラズマ症に感染しているという推計さえあるほどです。

この感染症は、原虫によって引き起こされる病気で、ネコを始めとするほ乳類や鳥類が宿主となって感染が広がるものです。
ワクチンが開発されていませんので、トキソプラズマ症を予防する手立ては今のところなく、感染しないように気をつけるとともに、感染の際にはすぐに適切な治療を受けることが肝心です。

トキソプラズマ症の症状

この病気に感染すると、風邪と似たような症状を引き起こします。
リンパ節が腫れて熱が出たり、全身がけだるい感じになったりします。
一ヶ月ほどで症状が収まることがほとんどですし、さほど症状は重くならないケースばかりですので、トキソプラズマ症と気付かず風邪と勘違いして、そのまま治ってしまうことの方が多いようです。

しかし、子どもや老人、免疫が弱っている人などが原虫に感染すると重症化することもありますので、その際には注意が必要です。
いろいろな症状が起こることがあり、肺炎や脳症などをもたらす可能性のある病気で、時には重篤な障害を残したり死に至るケースもあります。

また、妊婦においてはさらに注意が必要です。
妊娠中に感染すると、胎児に原虫が移行し先天性トキソプラズマ症をもたらすことがあるからです。
流産に発展するケースもありますので、妊娠中にはこの病気に感染することがないように、十分気をつけたいものです。

トキソプラズマ症の予防と治療方法

多くの場合、トキソプラズマ症はネコの排泄物から感染します。
ネコは、他のネコやネズミとの接触によって感染しますので、ネコを外に出さず家の中で飼っているのであれば、ほぼ感染のリスクはないと言えるでしょう。

もしネコが外に出ることが習慣になっているのであれば、ネコの排泄物を処理するときには、ゴム手袋を使用する、処理後はしっかりと手を洗うなど、原虫が体内に入らないための配慮をすることもできます。
そして、常にネコが排泄物をする場所をきれいにしておくことは大事です。
というのも、トキソプラズマ症を引き起こす原虫は排泄物にいることが多く、そのままにしておくと増殖してしまうからです。

また、子どもたちが公園の砂場で遊んでいて、感染するケースも多く見られます。
どうしても砂場はネコがフンをしてしまうことが多いので、気をつけるようにしましょう。
もし感染してしまったら、サルファ剤などの抗菌剤や抗生物質が有効で、完治することができます。
病院で診察をしてもらえば、確実に治療ができますので、心配いりません。

 

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