サルモネラ症

食べ物だけでなくペットからも感染する

感染サルモネラ症は、食中毒の典型的な病気として有名ですが、ペットからも感染する危険性があるものとして、ペットを持つ人には注意が必要です。
サルモネラ菌という細菌に感染することで発症する病気で、腹痛や下痢などの食中毒症状とともに、発熱を伴うことが多い傾向にあります。
健康な大人であれば、こうした症状だけで収まり重症化することはあまりありませんが、子どもや高齢者、免疫が弱っている人などが感染すると、敗血症を引き起こし死亡するケースも報告されていて、あなどれない病気です。

感染ルートとして多いのは、生肉などの食品ですが、ネコや犬などのペットから感染した例も報告されています。
動物との接触や、排泄物によってサルモネラ菌が入り込む可能性はありますので、十分な注意が必要です。

動物界では常在菌として普通に存在する細菌

サルモネラ系の細菌は、通常の動物界においては珍しい最近ではありません。
多くの動物の腸内に存在していて、いわゆる常在菌と言えるほどポピュラーな細菌なのです。
そして、こうした動物には害を及ぼすことがほとんどなく、保菌していること自体が普通なのです。

しかし、この細菌が人間に入ると大きな影響を及ぼします。
というのも、人間はこのサルモネラ菌を普段は保有していませんので、免疫がないからです。
そして、この細菌が体内に入ると毒素を発生するようになり、食中毒症状を引き起こすのです。

人間への感染ルートとして多いのは、食肉ですので十分に加熱して調理することや、生肉を扱ったまな板や包丁はしっかりと洗い、できれば熱湯消毒するなどの配慮が求められます。
一方、ネコや犬からの感染は排泄物がメインとなっています。
そのため、フンの始末をする際には、ゴム手袋をすることや、処理の後には必ず手洗いをするなど、十分衛生面で気をつけるようにしましょう。

また、小さな子どもがいるなら、排泄物に触れることがないように十分気をつけなければなりません。
大人には重篤な症状をもたらすことはあまりありませんが、小さな子どもには命取りとなることもあります。

サルモネラ症への対策

もし、サルモネラ症にかかってしまったら、水分補給をしっかりと行い、病院での適切な治療が求められます。
基本的には対症療法がメインとなりますが、ニューキノロン系の抗生物質を投与することで、細菌を死滅させることができます。
しかし、抗生物質は良い菌も殺してしまうので、症状が弱いのであれば、対症療法だけで済ませることも多くあります。

ペットからの感染はあまり多くないとはいえ、動物の排泄物や唾液は様々な感染症をもたらすことがありますので、取り扱いには十分気をつけるようにしましょう。

 

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