ネコひっかき病

1割程度のネコが感染している病気

ネコその2
ネコひっかき病は、子どもを中心に発症することが多い病気で、病名にもあるように、ネコにひっかかれることで感染することが多く見られます。
ひっかき傷から、バルトネラ・ヘンセラ菌という雑菌が入り込み、化膿したり炎症を起こしたりするのが、主な症状となっています。

ひっかかれてからすぐにこの症状が出るわけではなく、10日くらいしてから化膿が始まることが多いので、因果関係に気付かないこともあります。
しかし、傷口の化膿の他に、リンパ節が腫れるなどの複合症状を見せることが多いので、複数の症状が現れたらこの感染症を疑った方が良いでしょう。

基本的には重症化することはありませんので、心配する必要がありません。
しかし、リンパ節が腫れると同時に、発熱が生じて、体の痛みや倦怠感を覚えることがありますので、風邪の症状と間違えないようにしましょう。
また、ケースによっては数週間以上、時には数ヶ月も症状が続くことがありますので、体力が奪われたり、不快な体調不良が継続するという恐れもあります。

ネコ同士はノミによって感染する

このネコひっかき病の感染ルートはある程度明らかになっていますので、防ぐことが可能です。
まず、ネコ同士での感染は、ネコノミによって引き起こされるとみられています。
菌に感染したネコの血をノミが吸って、他のネコを刺すと、その菌がネコノミを通してうつってしまうのです。

この菌に感染すると、なかなか感染から抜け出すことができず、治療をせずにいると3年もの長い年月菌を保有していることもあります。
その間に、他のネコに感染したり、飼い主にうつったりしますので、感染範囲が広くなります。
人間へは爪のひっかき傷から入ることもありますし、ネコについたネコノミが人間を刺すことで菌が感染することもあります。

ノミ対策が重要な予防策

このように、ネコ同士の感染、時にはネコから人間の感染ルートに、ネコノミが介在していることが分かります。
そのため、感染ルートを絶つためにもノミ対策は有効な手段と言えるでしょう。

定期的にブラシをかけることでノミの繁殖を防ぐことができますし、市販されているノミよけ薬を使用するのも良いでしょう。
また、適切な頻度でシャンプーをしてあげることもノミを避ける方法の1つとなります。
なにより、他のネコとの接触がノミ感染の大きなルートとなりますので、外に出す機会を減らすなどしてノミをもらう確率を減らすのも肝心です。

また、子どもがかかりやすい病気でもありますので、あまり度を超えたじゃれ合いをしてネコに引っかかれないように、子どもに教えてあげるのも大事なことです。
免疫が下がっているときに、感染しやすく症状が重くなるものですので、風邪を引いている時などは、ネコと遊ぶのを控えるようにさせるのも賢明な手段です。

 

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